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外断熱工法のメリットとデメリット
外断熱工法のメリット
外断熱工法のメリットを確認しましょう。
カビの原因となる結露の発生を防ぎます
結露は、室内の暖かい空気が、冷たいガラスや壁に接触することで発生します。ガラスに結露が、発生しているのをよく見かけると思いますが、壁内でも同じように結露は発生しています。
内断熱の場合、コンクリートは外気温に同調しているので、室内側も冷たい状態のため、壁内結露が発生します。
結露はカビの原因となり、ダニも発生させアトピーやぜんそくを引き起こす可能性があります。
外断熱工法の場合、コンクリートの蓄熱効果で室内温度を一定に保ちます。各部屋の温度差は小さくなり、住む人にやさしい建物になります。
冷暖房効率が良くなり家計にやさしい
外断熱工法の場合、コンクリートは強烈な日差しや寒さから厚い断熱材で守られているので、室内への熱放射がほとんど有りません。
コンクリートは室内温度に同調しますので、コンクリートの輻射熱効果で夏涼しく、冬暖かい状態になります。
つまり冷暖房効率が良くなるので、冷暖房コストが少なくなります。
建物の耐久性を飛躍的に向上させます
コンクリートは時間とともに劣化します。また膨張収縮により、クラックが発生します。問題は、アルカリ性であるコンクリートが二酸化炭素により中性化することです。
中性化したコンクリート内部の鉄筋は、耐腐食性が低下します。クラックから進入した雨水等により鉄筋の腐食が始まると、建物の強度は著しく低下します。いかに劣化速度を遅らせるかがポイントになります。
外断熱工法の場合、厚い断熱材がコンクリートを保護し劣化を遅らせることが出来ます。
外断熱は、グローバルスタンダードです
欧米ではかつて、無断熱や内断熱で建物を建てていました。
1970年代のオイルショックをきっかけに、建物の省エネ化を国を上げて取り組んだため、その後建てられる建物は、ほぼ外断熱工法を採用しています。
近年では、中国・アジア諸国などでも建築事例が増えています。住み心地がよく、劣化しにくい外断熱は、資産価値の下落も抑えることが期待出来ます。
外断熱工法のデメリット
外断熱工法にも残念ながら欠点はあります。デメリットを整理してみました。
外壁だけでなく、他の部分もグレードUPのため高価になります
外断熱工法の場合、外壁の性能UPだけでなく、窓及びガラスにも高性能な商品を選択します。換気については熱交換システムを採用したいところです。
コンクリート強度も、100年住宅を目標としていますので、強度がUPします。
イニシャルコストは内断熱に比べて高くなります
デザイン性は、外断熱工法でも内断熱工法でも凝った建物は高いものです。やはり良いものは、それなりの価格はするものです。
十分な断熱効果を得るためには、厚い断熱材が必要です。
建築基準法の面積算入は、コンクリートの中心で行なうので断熱材の厚み分、室内は狭くなります。住環境を優先するか、面積を優先するかの選択が必要となります。
心地よい住環境では、外部を気にしなくなります。
気密性に優れたコンクリート住宅に外断熱を組み合わせると、外部からの音が聞こえにくくなります。
また、冬でも薄着で過ごせるため、急な外出の時そのまま屋外に出てしまい、後から上着を取りに帰ることが多々あるそうです。
外断熱工法とは 外断熱工法のメリット・デメリット
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