技術
補修補強
下面増厚補強工法
下面増厚補強工法の概要
鉄筋コンクリート構造物で問題となっている高架橋やトンネルの耐荷力向上の対策として当社が中心となって開発した工法が下面増厚(ましあつ)補強工法です。
床版や桁等の既設構造物のコンクリート表面に鉄筋等の補修・補強材を配置して、ポリマーセメントモルタルを吹き付けることにより、増厚一体化し、耐荷重や耐久性の向上を図ります。
下面増厚補強工法のメリット
・吹付け施工のため、従来のコテ塗りと比較し、施工性・経済性に優れる
・補修・補強材が引張力を負担するため、既設鉄筋応力、たわみを軽減させ耐荷力が向上する
下面増厚補強工法の対象物
・橋梁(床版、はり、橋脚) ・トンネル(覆工)
・RC貯水槽 ・タンク ・その他RC構造物、建築構造物
道路橋床版下面増厚補強 施工手順
1.コンクリート表面の
バキュームブラストによるケレン
2.補強鉄筋の取付け
3.ポリマーセメントモルタル吹付け工
4.完了
トンネル内下面増厚吹き付け施工の場合
下面増厚補強工法のNETIS登録および特許について
工法名(技術名称) | 吹付床版下面増厚工法 |
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NETIS登録番号 | NETIS登録 KK-980085-A |
特許番号 | 特許第2739151号、特許第3978417号 |
下面増厚補強工法の主な施工事例
高速道路関連:十日市場高架橋、殿台高架橋、荒神川橋 他